フィットネスマシンの提案方法ー3DシミュレーターやARを使ったジムレイアウト

はじめに

フィットネス機器を選ぶとき、利用者の多くの場合はマシンの性能をもとに選ばれるかと思います。

しかし、機器自体の性能も大事ですが、さらに提案力を向上させ、他社と差別化させるには、「空間」を売ることが必要となってきます。

今回は、3DシミュレーターやARを使ってジムレイアウトの「空間」を提案する方法や、活用事例をご紹介していきます!

3DシミュレーターとARでできること

まずは簡単に、3DシミュレーターやARの機能をご説明します。

3Dシミュレーター

実際の家具や機器の3Dモデルを、間取り空間内に配置し、自由に位置を替えながらレイアウトをシミュレーションできるツールです。

例えばジムだと、部屋内にできる限り多くの機器を入れてほしいとは思いますが、2D上でサイズを確認すると立体的な判断はできません。

3Dシミュレーターを使うと、図面を入れて間取りを作り、そこで機器を自由に入れ替える方が、視覚的にも納得した上で多くの機器を入れることができます。

詳しくは別の記事でも書かれているので、気になる方はこちらから!

AR

現実世界に3Dモデルを配置し、実際のサイズ感を確認することができます。

スマホアプリを使うと、LiDAR機能が使えるので、壁との距離も計測することも可能です。

こちらも詳しくは別記事で書かれているので、こちらをご覧ください。

海外メーカーでの3Dシミュレーター活用事例

国内で3Dシミュレーターを利用している会社は調べた限り見つかりませんでしたが、海外だと大手メーカーが自社サイト上でツールを公開し、誰でも自由に試せる状態にしている事例があります。

1.Life Fitness

Gym Planner Tool | Life Fitness

部屋の寸法を入力するか、用意されたテンプレートから始めて、自社製品を配置していく形式です。2Dと3Dを切り替えながら、機器同士の間隔や動線、全体の見通しを確認できます。

特徴的なのは、ARで実際の空間にプレビューできる点と、作成したプランをそのまま商談につなげられる点です。レイアウトはリンクで共有でき、専門チームにレビューや見積もりを依頼することも、完成イメージの画像と機器リストが入ったPDFをダウンロードすることもできます。色や素材といった細かいカスタマイズは営業担当が引き継ぐ設計で、ツールを「問い合わせの入口」として位置づけていることがわかります。

2.Techno Gym

Technogym | Technogym United States

こちらは空間づくりの自由度が高いのが特徴です。マシンだけでなく、窓・柱・家具などを配置でき、壁の高さや厚みも調整できます。手元にある2D図面を読み込んで、そこから作り始めることも可能です。

出力形式も幅広く、CADデータ(DWG)、選んだ商品のリスト(PDF・Excel)、3Dイメージ画像(PNG)として保存でき、ツールから直接問い合わせに進めます。家庭用のホームジムから業務用施設まで、同じツールで対応している点も特徴です。

2社の事例から見れること

これらの事例から、ツールが単なるレイアウト確認の道具で終わっておらず、空間の確認から、機器リストの出力、見積もり依頼までが一本の流れになっており、Webサイト上での集客と営業の役割を担っています。

弊社でも、裏側では弊社の3Dシミュレーターを使用し、自社専用のサイトとして展開いただいているお客様の事例もあります。

活用ケースとメリット

1.フィットネス機器メーカー

先ほどの事例にあるように、自社製品の集客や営業の入口とすることができます。

2.商社

自社メーカーの製品ではないですが、他社メーカー機器の提案活動には利用できます。弊社ではセレクト系の小売インテリアショップでの導入事例や、商社兼メーカーでの事例もございますので、それらと近しい活用方法になるかと思います。

3.フランチャイズ本部

こちらでは実際のサイズ感やレイアウト検討には使えますが、売上と直結しないため、導入しても費用対効果が得られないところではあります。ただ、入替等が多く、アイテムも限られたものであれば活用できます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

フィットネス業界では、海外メーカー製品の需要が高いこともあり、まだ国内での3Dシミュレーターの利活用は進んでいないところではあります。

もし国内でのシェアを広げたいなどの希望がありましたら、お気軽にお問い合わせください!

3Dシミュレーター/ARサービスについて

3Dシミュレーター/ARサービスは、インテリア業界向け IT サービスを提供するサービス・プロバイダーとして2007年に「株式会社リビングスタイル」として創業し、2020年に「オープンリソース株式会社」へ事業譲渡しました。

直感的に操作できる3D シミュレーターやインテリアの試着を可能にする AR アプリの開発などを行ってきましたが、オープンリソース株式会社へ事業譲渡後、インテリア業界のみならず、研究施設の機器やVMDなど他業界の利用へ発展しております。

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